Separately Managed Account (SMA)は、ファンドラップと何が違うのか?
 

最近、Separately Managed Account を「投資一任勘定」と和訳してある小冊子を見ました。これでも間違いではないものの、投資一任勘定はファンドラップも含んでしまうため、もう少し切れ味の良い翻訳でもよいのではないかと感じます。

 

以下に、似たような3つの商品の違いを挙げます。

 

Separately Managed Account

Traditional wrap account

Mutual fund wrap account

お勧めの和訳 セパレートリー・マネージド・アカウント(SMA) 伝統的なラップ口座 ファンドラップ
誰が投資するのか? 機関投資家と富裕層個人 個人 個人
投資対象の資産 あらゆる資産 あらゆる証券

投資信託のみ。

(日本の場合、大口顧客には投資信託以外も含む)

投資額

個人の場合、

最低10万ドル~5百万ドル(1億4千万円~7億円)ぐらい。

機関投資家の場合、

最低1千万ドル~1億ドル(14億円~140億円)ぐらい。

最低2万5千ドル

(360万円)ぐらい。

左と同じ。
手数料 運用資産残高に基づく。 運用資産残高に基づく。

海外では、運用資産残高に基づく。

日本では、運用資産残高に基づく管理報酬+成功報酬+原資産となる投資信託の信託報酬+諸費用。

上記の3つに共通している点は、プロによって運用される投資一任勘定であること、投資家の要望によるカスタマイズが可能であることです。